6歳 トビヒ 湿疹の漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
5歳の夏に、トビヒを発生。
トビヒのジュクジュクは治まりますが、湿疹が1年超しても治らないでいました。
病院でいただく薬は本当に一時しのぎで、飲み薬(かゆみ止め)塗り薬(ステロイド)が手放せません。
さいたま市 6歳 男性
初めての漢方で母子ともに不安がありました。子供には飲みにくいのでジュースを混ぜましたが、水でも飲めるようになりすぐに慣れました。また手持ちのクリームで保湿も心がけ、2週間も経った頃には湿疹が全くなくなり、夜中にボリボリ掻く事もなくなりました。
そして朝の尿量が増え夜尿もほぼなくなり、体重も19kgから21kgまで増加。今は漢方を1日おこたると赤みが出るので、細々と飲み続けていると湿疹は全く問題ないです。夜尿も月1回程度になりました。
~悩んでいる方へ一言~
就寝中のかゆみは、本人も周りの人も気になるもの。個人差があるとは思いますがたった2週間で激変したので、早く飲み始めた方が良いと思います。
ひざやお尻の下は乾燥してかゆみがあり、ステロイド軟こうを断続的に使っていましたが暑くなると悪くなります。また冬になると毎晩2回おねしょをします。おねしょ専門クリニックで診てもらいましたところ「膀胱が小さい」ということでしたので、我慢する練習をしています。
このお子さんは中医学での「腎」が弱いと考えられ「腎」を丈夫にする事を考えて漢方をおすすめしたところ、見事によく効き一年間悩んだ湿疹もおねしょも同時に改善されました。
「異病同治(いびょうどうじ)」と言い異なった病気を同じ方針で治す意味で、これが中医学の素晴らしさです。また「弁証」と言いますが、体質を見極め的確な方針を立てられれば、こんなに早く同時にほかの病気まで改善する事があります。
ただ「アトピー」だからこの漢方、おねしょだからこの漢方とおすすめするのではないのです。問題は「的確におすすめする能力」をいかに身に着けるかです。そのために中医学の基礎理論を勉強し、経験を積むことです。死ぬまで勉強です。
担当 薬剤師 国際中医専門員 植松 光子
TEL:049-245-6637
住所:埼玉県川越市砂新田2-8-7